2013年06月27日

2013年6月読了その6(年間32)「楽園のカンヴァス」

楽園のカンヴァス
楽園のカンヴァス
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原田 マハ
新潮社
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岡山県倉敷市の大原美術館で、監視員として働いている早川織絵。
アンリ・ルソー展に作品を貸し出す窓口として、彼女に指名が下りる。
彼女を名指ししたのは、MoMAのティム・ブラウン。
過去、彼と織絵は、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』とほぼ同じ構図、同じタッチの『夢を見た』ちう作品の真贋を巡って、持ち主の大富豪のもとで戦ったことがあった。

いやもうね、ナニコレ、だね。面白すぎ!!
「ページを繰る手が止まらない」とありましたが、もうその通り!
絵に関する知識は全くないのだけれど、だからこそ余計に面白く読めたんだろうなと。
でーれーガールズ」が今ひとつだったので、手が出しにくかったのだけれど、いやいや、読んでよかったよ。
大富豪が二人に渡して読ませた古書−作中作のようなそれ自体も興味深かったし、
二人の真贋判定がどうなるのか、もう気になって気になって。
ティムの運命もどうなるのか、もう気になって気になって。
一気に読んでしまいました。
それにしても、岡山弁すぎww


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2013年06月19日

2013年6月読了その4,5(年間30,31)「・・・・・絶句(上下)

…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
新井 素子
早川書房
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SF作家志望のもとちゃんこと新井素子。
SFの新人賞に応募するため、読者があまりの面白さに絶句するような物語、ということで、
「絶句」といくタイトルで小説を書いている。
ある日突然、何故かそのキャラクターたちが実体化して・・・!?

懐かしい〜!
あまりの懐かしさに、買って読んでしまいました・・・。
思えば、SFというジャンルをはっきり意識したのも、一人称三人称を理解したのも、
「小説家になりたい」なんて思ったのも、この作品がきっかけ・・・。
いろいろ触発されましたね、あの頃(/ω\*)
いやー、こんな話だったっけ。
大変衝撃を受けたと記憶しております。
こんな文体も、メタな設定も、30年前には目新しかったんだろうなぁ。
しかし、やはり30年(近い)時間は大きい。あの頃とは感慨が全く違う。
時間って、キビシイけど優しいなぁ。
あとがきにもありますが、若さゆえの勢い、みたいなものが溢れていて、
何だか、今読むとほほえましいの。書き下ろされた短編とのギャップも楽しめます。
ああ、高校生作家新井素子、も、もうアラフィフなんだなぁ。。。なんてか。
あ、ライトノベルではないですよ、念のため。
ナサねこさんが忘れられん・・・。

…絶句〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
新井 素子
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2013年06月11日

2013年6月読了その3(年間29)「真夜中のパン屋さん 午前二時の転校生」

真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)
大沼 紀子
ポプラ社 (2012-12-05)
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希実の通う高校に、転校生が来た。
腹話術を使い、将来の夢は魔法使いだという、変わった少年。
彼と関わることになった希実は、とんだ事件に巻き込まれる。

まぁ、ご都合主義なところのある作品だとは思うのだけれど。
それでも、つい新刊が出ると読みたくなるのだから、面白いんだな。
今回は2巻よりも事件性が高くて、こだまと父親の関係なんかも出てきて、
更に次の展開を示唆するような出来事と謎が・・・でこの巻終わりですか!!
いいところで・・・。
フルーツサンド、食べたいな・・・w 昼間開かないから行けませんがな。
口の悪い弘基が、ふっと見せる希実への優しさが、いい感じです。
posted by みずる at 00:00| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ー一般小説(含ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月04日

2013年6月読了その2(年間28)「天山の巫女ソニン 江南外伝」

天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子
菅野 雪虫
講談社
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「海竜紹介」の有力者、サヴァンを叔父に持つクワン。
江南の美しい湾のもと、何不自由なく過ごしていた彼だったが、ある日、
行ってはいけないと言われていた都へこっそりと出向き、いつもつけているアクセサリーを落としてしまう。
その数日後、海に毒が流され、解散物が死滅する事件が起こり、クワンは陰謀に巻き込まれていく。

江南キタ━(゚∀゚)━!
前の外伝が巨山だったから、江南もあるはず! と思ってはいたけれど、嬉しいな♪
クワンがどうしてあれだけの人物になったのか、生い立ちがしっかり書かれていて、
ますます好感度が上がっちゃうね! 苦労人だなぁ・・・。
でも、いい人物に恵まれてる。それはクワンの為人によるんだけど・・・。
人財とはよく言った。
このあと、本編に続く、と。もう一回読み直したくなりますね。
本編一巻、文庫が出たなそういえば・・・。

天山の巫女ソニン(1) 黄金の燕 (講談社文庫)
菅野 雪虫
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2013年06月03日

2013年6月読了その1(年間27)「判決はCMのあとで!」

判決はCMのあとで  ストロベリー・マーキュリー殺人事件
青柳 碧人
角川書店(角川グループパブリッシング)
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裁判がTVで公開されるようになった日本。CBS法廷8なる裁判員出身アイドルグループも登場し、
世間では注目裁判の判決が話題になる。
普通の大学生、悠太は、法学部の彼女を持つとは言え、それほど裁判に関心があるわけではなかった。
しかし、彼のもとに届いた一通の封書が、彼を裁判に関わらせることになる。
日本中が注目する、ビジュアル系ロックバンド「ストロベリー・マーキュリー」のメンバーが殺害された事件の裁判員として。

これ、いい。
現在の日本でも、裁判員裁判は数多く行われているけれど、
私も含めて、自分とは遠い世界の出来事だと思っている人が多いと思う。
この話の主人公、悠太もそのひとりだったのだけれど、裁判員になったことで、
生活が一変し、そりゃあもう大変で・・・。
と書くと、どれだけシリアスなのかと思われそうですが、
いや、話はシリアスなのだけれど、キャラクター造形や語り口(主人公の一人称)、
また、悠太が若い世代だということで、恋と成長も描かれていて、楽しく読めるのです。
そして、不覚にもラスト感動・・・とまではいかないけど、ああ、いいな! と思わされました。
娯楽として読んで、裁判の端っこを知る。
日本国憲法第97条。
知らなかったけど、そういうことなんだね。素敵だな、と。
posted by みずる at 00:00| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ー一般小説(含ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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