大学院生の祐介は、辻説法をしていた宗教団体の男性に「大工のヨハンだ」と言われる。その話を家庭教師をしている先の教え子美紀に話すと、祐介に恋をしていた美紀は思う「あなたがヨハンなら、わたしはマリア」
そして、美紀は本当に処女懐胎した。生まれてくる子は「神の子」だと言い張る美紀。最初は疑っていた祐介も、次第にそれが本当だと思うようになる。
そんな中、祐介は未来の自分たちかと思われる夢を見る。その中では、祐介は戦士として戦っていた。人類以外の「なにか」と。
生まれてくる子は本当に「神の子」なのか? それとも、それが人類以外の「なにか」・・・?
戦慄の近未来SF。
戦慄の近未来SFという言葉と、同じ作者の「ドーム郡ものがたり」シリーズが好きなのとで、読んでみたんだけど。
会話が、ちょっと古い感じ。会話と言うより喋り方、かな。美紀はそんな風に書かれているからいいとして、祐介がもちょっと現代青年ぽく喋らないものかな、と思ったりも。ま、些細なことです。
未来の祐介と同士や敵との会話が、ちょっとくどくてわかりにくかったかなぁ。「進化」に関する考え方は面白かったけど。
しかし、今現在「なにか」に相当するものが現れたら、人類はどうするんだろうね。そして私は。今の人類、行き詰まってる感じもするし。
そんなところを考えさせられました。




