2012年12月27日

2012年12月読了その5(年間68)「東亰異聞」

東亰異聞 (新潮文庫)
東亰異聞 (新潮文庫)
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小野 不由美
新潮社
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帝都、東亰が誕生してから二十九年。火炎魔人、闇御前、人魂売、辻斬りと首使い・・・
西洋に開かれ、瓦斯灯が灯り、夜が人のものになったはずの世界に、魍魎が蠢く・・・。
新聞記者の平河新太郎は、奇怪な事件を追ううちに、鷹司公爵家のお家騒動に遭遇する。

いやいや、怖いったら。
でも、きちんと説明のつくミステリ、の体裁で進んでいくので、
そうかと思っていたら、やっぱり小野さんだったというか・・・。
物語に引き込まれていく語り口はさすが。
ミステリでありホラーであり、東京ではなく、東亰というパラレルワールドで展開する、
最高のエンターテインメントですよ。
なんか、暗闇が凄く怖くて綺麗で魅力的な、小野氏の世界だなぁ・・・うっとり。
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2012年12月18日

2012年12月読了その4(年間67)「本屋さんで本当にあった心温まる物語」

本屋さんで本当にあった心温まる物語 (心温まる物語シリーズ)
川上 徹也
あさ出版
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本屋さんでは、毎日のように人との出会いがある――。
本屋さんで本当にあった物語を、書店員、客、出版社の人などなどから集めた本。

よくあるお安い感動本か・・・と思ったら、ちょっと違う。
本好きに悪い人はそういない、と思ってみたりして。
3.11の被災地の書店や出版社の話は、本当にもう、性善説を信じたくなります。
すごく素敵です。
リアル書店のいいところですね^^ 本屋さんに行きたくなりました。
(そして翌日にほんとに本屋巡りをしました・・・ww)
書店で同じ本に手を伸ばした男女が結婚したという、マンがみたいなことをした人物を知ってますが。
もと同僚・・・しかし、ほんとに本の神様はいるんだろうなと思うことはよくある。
今ではプレミアがついてめちゃくちゃ高い、小野さんの悪霊シリーズを、
その直前くらいの時期に実に簡単に安く手に入れられたりした時とか。
魔物がいると思うこともよくあるけどww
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2012年12月14日

2012年12月読了その3(年間66)「いとみち 二の糸」

いとみち 二の糸
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越谷 オサム
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引っ込み思案でちっこくて泣き虫でドジっ娘の相馬いとは、高校二年に進級して後輩ができても、
やっぱり相馬いと、毎日頑張ってます。
なのに、アルバイト先のメイドカフェでは先輩メイドに素っ気なくされ、
友達の早苗とは喧嘩してしまい・・・。

2巻でもいとちゃんは可愛らしくてたまりませんっ!!
ほんと、最高の青春小説ですね^^
鯉ちゃんもいい感じだし、智美も幸子も相変わらずで、うらやましいぞ!!
人生の中で、多分一番きらきらと輝けるであろう年代の、そして、一番成長できるであろう年代の。
共感、というよりは、親のような気分になってしまうおばさんでしたw
いや、親になったことないけど。
三の糸・・・期待してますw
posted by みずる at 00:00| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ー一般小説(含ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月07日

2012年12月読了その2(年間65)「子羊の巣」

仔羊の巣 (創元推理文庫)
坂木 司
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同僚から、同じく同僚の女性の様子がおかしいと相談を受けた坂木。
鳥井は夏風邪をひいて寝込んでいる。
いつもなら鳥井に話をするところだが、自分で推理してみようとする坂木だが・・・
ほか、ひきこもり探偵連作短編。

栄三郎さんの存在感が半端ない! こんな年長者が近くにいるだけでも、
坂木と鳥井がうらやましい。
日常の謎ものなのだけれど、ミステリとしても青春小説としても、完成度が高いと思う。
はっきりいって、奇麗です。人の善意が散りばめられてて、もちろん悪意もあるけど、
悪意は謎が解かれることによって善意へと移行していくというか、
善意が悪意を駆逐するというか、なんというかかんというか・・・。
若い人たちに向けての素敵な言葉もあります。
下手な癒しの本より、癒される・・・。
有栖川氏の解説にあった、ほんとそのまんまですね。

あ。
ネタバレもあるので、先に「青空の卵」を読まれた方が良いです。

posted by みずる at 00:00| 岡山 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ー一般小説(含ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月01日

2012年12月読了その1(年間64)「脳をつくる読書」

脳を創る読書
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酒井 邦嘉
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「電子書籍」か「紙の本」か。
どちらも上手く共存できればいいのになぁ、と私なぞは思うわけで。
「紙の本」にも「電子書籍」にも、どちらもデメリットはある、と、きちんと整理されていて、好感がもてました。
何にしても、理解するためには「想像力」が必要だということ。
それを鍛えるためには、やはり活字が必要不可欠なのだということ。

私が一番共感したのは、
「本(紙の)は生き物」
「手書きの文字は財産」
という2点。

自分の書棚に並んでる背表紙を眺めるだけでも幸せだし、
その幸せに近づいて触れられるのも幸せww
未読の本が背表紙を向けて並んでるのを見ながら、
いつか読むから! いつかわからないけどいつか、だからそこで待ってて!
なんて思うこともあるww
そして書棚を眺めていてふと思ったのだけど、万が一、電子書籍が紙の本を駆逐してしまったら、
サイン本というものは存在しなくなって、
サイン会も本にサインをするのじゃなくなって、
書店で実際に手にとって、印刷の歪みや質感、行間や文字数の多さ、装丁を確かめ、
ぱらぱら読み、購入するかどうかを決める・・・ということも出来ないわけなんだなぁ・・・
と思って、ものすごく寂しい気分になりました。
初回特典のアリスや火村先生の名刺を、挟まってるか確認してレジに持って行ったり、
そんな特典の存在を知らずにぱらぱらやってて、「あ! こんなのついてるんだ! 買わなきゃvv」と、
幸せな気分になることもなくなるんだろなぁ・・・。
表紙が汚れてるから違うの買う〜・・・と、平積みの下の方を探ったりとか。
友達と学校帰りに書店によって、あったなかったこれ面白そうじゃない?
なんてのもなくなるか。淋しいのぉ。
電源を落としたら跡形もなくなっちゃうし(本を閉じても表紙が見える紙とは違って)、
「所有」という感覚が違ってくるかな。
電気がないと読めないというのも嫌だ〜!
データは無機物、でも本は有機物だと思う。紙の経年劣化もその一つで。

図書館も機能しなくなるから、ほんとにお金がないと本が読めないことになっちゃうね。
買うものも厳選されるし。いろんな本に触れる機会も減るかなぁ。
ワーキングプアなんで私。
いろんな人の手に触れてきた本は、それだけでいろんな思いを吸収していそうだし、
その本を誰かが借りていた、と思うと、自分が好きなのと同じものを好きな人がいるのだなと嬉しくなるし。

・・・私、やっぱり紙の本が好きです。
って、本の感想じゃないようなw ただの痛い文章になってしまったww
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2012年11月25日

2012年11月読了その6(年間63)「過ぎる十七の春」

過ぎる十七の春 (講談社X文庫―ホワイトハート)
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従弟の隆の家を訪れた、直樹と典子の兄妹。
毎年のこと、桃源郷のような家での日々を楽しみにしていた二人だが、
久しぶりに会う隆とその母の様子がおかしい・・・。

正統派のホラーなんですかね。
ホラーはあまり得意分野ではないのですが、小野不由美さんの作品だけは、
怖さは超一級なのに読めてしまうという・・・。
小野氏の筆力とストーリーテラーなところによるものが大きいんだろうなぁ。
古い作品ではありますが、全く色褪せない。
母の愛、というと陳腐になってしまいますが、
もうほんとに、これほどまでに母というものはすごいものなのだな。
どちらの母も、本当に。切ないくらいに。

波津氏のイラストも非常にマッチしてます。この方も世界観あるからなぁ〜^^


しかし・・・17歳は献血出来たっけ・・・??
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2012年11月22日

2012年11月読了その4(年間62)「江神二郎の洞察」

江神二郎の洞察 (創元クライム・クラブ)
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英都大学推理研の面々が遭遇した事件の数々。

計算すると、アリスは一歳年上でした。

これで、江神三シリーズもあと2冊になったのですねぇ・・・。
アンソロジーで既読の短編と、初読の短編と混ざっていました。
時系列に並んでいたので、長編を思い出しながら読めました。
長編と長編の間の穴埋めもできて、良かったです。
彼らの学生時代と自分の学生時代が同年代なので、時代背景もわかって余計に思いもこもるというもので。

・・・いいなぁ、江神さんv
サイン本を逃したのが悔やまれる〜((“o(>ω<)o”))
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2012年11月13日

2012年11月読了その4(年間61)「花の道は嵐の道」

花の道は嵐の道―タマの猫又相談所 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
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花道の家元の息子、理生は、泣き虫高校生。
花道を習う気もなかったのに、成り行きで入った花道部はとても貧乏で、
おまけに茶道部に部室を狙われている・・・。
理生が相談したのは、飼い猫で猫又の、タマ。

生き生きとした楽しいお話でした^^
タマを始め、猫たちも個性があって面白いし、花道部のお嬢さんたちとか、
茶道部の部長とか、元気で可愛いキャラばかり。
花道部の活動と部室を巡る騒動がうまくからまって楽しいです。
posted by みずる at 00:00| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ーYA・児童書・絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月09日

2012年読了その3(年間60)「天国という名の組曲」

白兎4 天国という名の組曲 (白兎 4)
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超豪華で、裕福な者しか入れないホスピス。そこで働く、看護師長の仙道千香子は、
ホスピスの創設者に気に入られている。
ある日、土砂崩れで山の中腹にあるそのポスピスは孤立してしまう。
非日常な出来事の中、オーナーから、更に非現実的なことを告げられ・・・。

白兎シリーズ4冊目。
サスペンスっぽくて面白かったです。
貧乏人には縁のないホスピスが舞台、というのも、そこが孤立するというのも、
非日常的なようで、どこにでもあるようで。
姫季さん、カッコ良いですな。
posted by みずる at 00:00| 岡山 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ー一般小説(含ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月06日

2012年11月読了その2(年間59)「蜃楼の主」

白兎3 蜃楼の主 (白兎 3)
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看護師の母とふたり暮らしの高校生、三島爾。
恐ろしい夢を見たあと、それがもしかしたら現実なのでは・・・と恐れている。
彼が夢を見たあとは、必ず近所で殺人事件が起きているのだ。
俺は本当に殺人者なのか? 悩む爾の前に現れたのは、白兎と名乗る不思議な少年だった。

地に埋もれて」とか「透明な旅路と」が、新しく「白兎」シリーズとして出版されてた。その続編。あさのあつこ氏の作品では、好きな方です^^
でもなんか、最近あさの氏の作品はエロいというか・・・^^;読みやすけど。

結局、この物語で一番悲しいのは葉黄女なんですかね。
posted by みずる at 00:00| 岡山 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書ー一般小説(含ノンフィクション) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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